概要

キンポウゲ科トリカブト属の植物の総称。日本では30種が自生。多年草が多く湿気の多いところを好む。花弁の色は紫色、白、黄色、ピンク色など。名称は花が鳥兜・烏帽子に似ていることや、鶏の鶏冠に似ているからとも言われる。有名な有毒植物である。ジテルペン系アルカロイドのアコニチン、メサコニチン、アコニン、ヒバコニチン、アチシンの他ソンゴリンなどが主な毒の成分で全草これを含む。特に根に多く含まれる。症状は嘔吐・呼吸困難、臓器不全で死に至ることも多い。経皮吸収・経粘膜吸収し、経口から摂取後数十分で死亡する即効性のある毒であり、特効薬はない。芽吹きのころはセリ、ニリンソウ、ゲンノショウコ、ヨモギに似ており、誤食での中毒事故(死亡事故も)が起こることもしばしば。十分注意が必要である。ギリシャ神話において、地獄の番犬ケルベロスの涎から生まれたとされる。漢方では塊根を弱毒処理してを附子と称して薬用にしている。強心作用、鎮痛作用がある。これは専門的な薬学的知識が必要であり、絶対に個人でトリカブトを利用してはいけない。

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