タラゴン(Tarragon)。キク科ヨモギ属の多年草。南ヨーロッパからシベリアにかけて分布する香辛料植物。高さ60cm~1mほど。同じキク科のヨモギと似るが、葉は線状披針形。夏に緑白色の小花をつけるが、種子はまれにしかできない。繁殖は地下茎による。冬には地上部が枯れる。温室では冬季でもよく茂り、葉がとれる。日本へは1915年に渡来。しかし夏の暑さに弱く栽培しにくいため、見本的に植えられているにすぎない。 栽培品種は2種、一つはフランス種で、フランスではエストラゴンとよばれ「本物のタラゴン」と言われる。もう一方はロシア種で、香りが弱い。甘草、アニスに似た淡い芳香とほろ苦味が特徴。鶏肉、シチメンチョウ、野鳥料理によくあい、トマトジュースや、ツナサラダ、シチュー、フィッシュソースにも用いる。フランスではカタツムリ料理のガーニッシュとして欠かせない。また、ベアネーズ、タルタル、オーランデーズなどのソース類の風味づけにも良い。香りが飛んでしまうので、必ず生で用いる。