スイートオレンジ(オレンジスイート)の品種群には、普通オレンジ、ネーブルオレンジ(臍柑=果実のお尻の部分にへそ〔くぼみ〕のあるオレンジを指す)、ブラッドオレンジなどがあり、普通オレンジとネーブルオレンジの栽培がもっとも多いとされる。日本独自の交配品種として福原オレンジがある。ブラッドオレンジの原産地はイタリアであるが、日本では高級品とされ、主にジュースの原料で真っ赤な色のジュースとなる。原産地はインドのアッサム地方で15~16世紀に中国を経てリスボンに伝わり、世界中に伝播。日本には明治時代に導入。主産地はアメリカ、ブラジル、スペイン、イタリア、メキシコ。日本の国内流通品はアメリカのカリフォルニア産である。果皮果実は多汁質で適度な甘味・酸味をもち、香り高く生食用のほか、ジュースの原料として利用。また果皮はキュラソーの原料としても使われる。エッセンシャルオイル(精油)としても利用され甘く爽やかな香りである。