概要

マメ科の一年草。南西アジア原産。生薬の胡芦巴はこの種子を用い、また香料としてはフェヌグリークと呼ばれる。フェヌグリークとしては地中海地域やインドなどでは栽培されている。草丈50cmくらい。全株に特有の香気あり。夏期は6~9cmの細長い鎌状に曲がった豆果をつける。豆果の中には大きさ2~3mmの褐色の種子が10~20個含まれる。香料としてのフェヌグリークはエチオピア、エジプト、中近東ではポピュラーで、果子はパンを作るときに混ぜたり、スープに入れたり、焙じてコーヒーの代用ともなる。インドにおいては種子や葉をカレー粉の原料として用いる用いるほか黄色染料としても使われる。味は焦げた砂糖とメープルのようなほろ苦味。合成メープルシロップにも使われる。口腔疾患や口唇のひびわれなどに利用される。種子の成分はマンノガラクタンなどの粘質のほか、トリゴネリンやコリンなども含まれる。漢方においてはインポテンツや遺精、冷えによる下腹部痛や下肢痛、月経痛などに効くとされる。

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