セリ科の一年草。地中海東部原産。葉、茎、果実には特有の芳香があり香辛料として知られている。歴史の古いスパイスであり、紀元前1500年代の医学書には、その料理法が紹介されている。熟した果実はレモンにも似た香り。タイ料理やインド料理、ベトナム料理などのアジア料理全般に広く用いられているが、日本料理には用いられることが少ないので、日本国内ではスーパーマーケットやデパートの地下食品売り場、または大型食材店でも入手は困難。しかし近年のエスニック料理ブームで生のコリアンダーの需要が増加したため、日本国内でも入手しやすくなっている。また栽培する場合でも、家庭のプランターなどでも難しくない植物である。葉は東南アジアから東アジアでは薬味として利用されるが、独特の風味で、人によっては好き嫌いが分かれる。風味を嫌う人からはカメムシのような風味と言われている。乾燥した果実はコリアンダーシードと呼ばれ、すりつぶした粉末は柑橘類の特にオレンジのような香りでカレーなどに用いられることが多い。