概要

別名ニガハッカ。シソ科マルビウム属の多年草。ヨーロッパと西アジア及び北アフリカの乾燥地帯に分布。草丈は40~60cm。ハッカに似た強い香りがある。初夏から夏にかけて小さな白い唇形花を咲かせる。古くは、古代エジプト時代から、解毒や風邪薬として利用されていた。耐寒性多年草で栽培するには秋や春播きで、直播も可能。夏の高温多湿は苦手で風通しの良い場所が良い。また日当たりと水はけの良い場所を好むが、日陰やかなり痩せたところでもよく生育する。薬効としては強壮、健胃、収斂、去痰、鎮咳、癒傷などが上げられる。特に咳止めの薬としては有名。咳止めなどの内服に利用する場合は、生や乾燥した葉に熱湯を注ぎ10分蒸らしたハーブティーが一般的。ニガハッカの別名の通り苦味が強いので注意が必要。飲み難い時は、ハチミツなどを加えるのも良い。外傷に使う場合は、水洗いした新鮮な葉をすりつぶし、患部に直接当てる。料理にはリキュールなどの風味づけにも利用される程度。防虫効果としてシャクトリムシの駆除に浸出液を防虫剤として使う場合もあるとされる。

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